徳島県鳴門市にある自然水面のボートレース場で、1953年開場の伝統ある競艇場。
場内からは瀬戸内海の美しい景観も望め、潮流の変化・干満差・風の影響がすべて絡み合う“難攻不落”の水面として知られている。
2025年はSG・GIの開催予定はないが、例年「大渦大賞（GI周年記念）」や企業杯、レディース戦などで実力者たちが激突する場でもある。
目次
【鳴門競艇場】基本情報
| レース場名 | ボートレース鳴門（鳴門競艇場） |
| URL | http://www.n14.jp/ |
| 所在地 | 〒772-8510 徳島県鳴門市撫養町大桑島字濘岩浜48 |
| 電話番号 | 088-685-8111 |
| 交通・アクセス | ・無料送迎バス運行 [本場開催日]JR鳴門駅・徳島駅西・山川・鴨島・東浦・陸の港・福良より運行 ・神戸淡路鳴門自動車道 鳴門北・鳴門インターより車で8分 高速鳴門バス停より徒歩3分 無料駐車場あり 約900台 |
| 特徴 | 1マーク近辺の岸壁が狭まっておりまくる選手が増えてきた。イン小回りでは残せない。 |
| 主催（施行者） | 徳島県鳴門市 徳島県松茂町ほか二町競艇事業組合 ※北島町・板野町 |
| 施設所有者 | 徳島県鳴門市 |
| マスコット |  なるちゃん |
| https://www.facebook.com/boatrace.naruto.jp/ | |
| Youtube | https://www.youtube.com/channel/UCd8rJfg7p8qsASOEIIwAinQ |
| X | https://x.com/boatrace_naruto |
施設情報
2020年の改修でスタンドがリニューアルされました。
屋内観戦も快適で、食堂や売店も充実しております。
【鳴門競艇場】水質と水面の特徴
鳴門の最大の特徴は、全国でも屈指の「潮の流れがある競走水面」ということです。
汽水（海水＋淡水混合）で浮力が強い
干満差で水面の高さ・流れが変化
潮流の方向が1マーク側・2マーク側に大きく影響
特に満潮時・干潮時・その中間での流速や流れの方向がレース展開を大きく左右し、同じ選手でも「流れが逆なら勝てない」と言われるほどです。
加えて、風も1年を通じて強く、ホーム向かい風（北風）の日にはセンター〜アウト艇のまくりが頻出する。波・風・潮が三位一体となって展開を変えてきます。
【鳴門競艇場】コース形状と進入傾向
コース幅・助走距離は標準的。
基本は「枠なり進入」だが、まれに地元選手による前付けもあり。
1マークのバック側が狭く、「差し」より「まくり差し」「まくり」が決まりやすい傾向。
【鳴門競艇場】コース別勝率データ（2025年春時点）
| コース | 1着率 | 主な決まり手 |
|---|---|---|
| 1 | 56.7% | 逃げ92% |
| 2 | 12.2% | 差し |
| 3 | 13.1% | まくり差し |
| 4 | 11.7% | まくり |
| 5 | 4.8% | まくり差し |
| 6 | 1.5% | まくり差し |
イン逃げ率は全国平均よりやや低めです。
潮が強い日・風が強い日は2〜4コースの連対率が大きく上昇するため、天候要素の確認が不可欠です。
【鳴門競艇場】潮・風の影響と買い方の切り替え
干潮（潮が引いている時間帯）
水面が安定してイン有利
「1-2-3」「1-3-2」などが鉄板系
満潮（潮が高く流れも強い）
センターからのまくり差し、差しが届く
「3-1-2」「4-1-3」などの中穴が増加
強風時（特に北風5m以上）
インスタートが届きづらくなり、波乱発生
「4-5-1」「3-4-6」などのセンター一撃が決まりやすい
【鳴門競艇場】予想のキモ！鳴門で押さえるべき3要素
（1）潮回り表を必ず確認！
レース当日の潮汐表は公式サイトやJLCで公開されています。
「満潮時＝荒れる」「干潮＝安定」という前提を持っておくと舟券精度が向上します。
（2）展示2マークの旋回をチェック
潮が強いと回り足に大きく差が出ます。
「艇が流れてしまう」「立ち上がりが遅い」艇は買い控えがよいと思われます。
（3）地元徳島支部の選手を重視
鳴門の潮の癖を知っている地元選手（田村隆信、平山智加、小林泰、藤原啓史朗など）は外枠でも舟券に絡む可能性が高く、ヒモ穴に向いてるといえます。
【鳴門競艇場】主要レース紹介
| レース名 | グレード | 開催時期 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 大渦大賞（周年記念） | GI | 夏〜秋 | 地元A1が主力で実力戦。荒れる展開も。 |
| 男女W優勝戦 | 一般戦 | 年3回ほど | 地元女子選手多数出場。 |
| オロナミンCカップ | GIII | 春頃 | 地方選手の出番もあり波乱狙い。 |
【鳴門競艇場】攻略フォーメーション例
風なし・干潮
【本線】1-2-3、1-3-2
【押さえ】1-4-2、1-2-4
潮流強め（満潮）
【穴目】3-1-4、4-1-2
【狙い】4-5-1、3-4-2
強風（5m以上）＋潮流あり
【大波乱】4-3-全、5-1-2,3,4
センター勢が「全速まくり差し」→大波乱になるパターン。
【鳴門競艇場】モーター・選手傾向（2025年前期）
モーター更新は例年4月末
5月〜6月のGIII戦では、機力差が非常に出やすい
出足重視のモーターが潮の抵抗に強く有利
2025年前期の注目機：14号機・28号機・31号機（2連率高）
地元選手はA2以下でも舟券対象に入りやすい
【鳴門競艇場】まとめ｜“潮＋風”を制する者が鳴門を制す
ボートレース鳴門は、自然水面ならではの不確定要素が多く、他場のように“インを信じて買えば勝てる”という単純な水面ではありません。
攻略のポイントは以下の3つ：
潮の流れ・干満をチェックし、展開予想に反映させる
地元選手や軽量級・女子選手の活躍パターンを理解する
モーターの出足・乗り心地重視で展示から機力差を見抜く
これらをしっかり押さえれば、他の競艇場では味わえない“展開読みの妙”が鳴門で体験できます。
自然と戦う水面を制し、予想力を磨きましょう！
